チャベスが残した言葉
「憲法を読みなさい。」これがチャベスが人々に何度も繰り返して説く言葉であった。人々に憲法を読むことを薦め、そこに記された国民の権利が実現できるよう訴えていた。
2002年4月のベネズエラの反チャベス軍事クーデターは「チャベス大統領の退陣を求めるデモが警官隊との銃撃戦に発展」と日本では報じられた。だがそれは仕組まれたアベコベの映像で作られたものだった。事実は軍内の反チャベス派の陰謀だった。その背後にアメリカがいたことはもちろんだ。
大統領官邸に立て篭もったチャベスと閣僚たちは警護隊とともにクーデター軍に反撃することもできたかもしれない。でも、それをしなかった。チャベスは単身で軍に拘束されることを選んだ。武力に武力で対抗するのではなく大衆の力で事態を乗りきったのだ。2日でクーデター政府は崩壊。チャベス大統領は暗殺を免れ無事だった。
ふたたび大衆の前に帰還したチャベス大統領の言葉を私たちは噛み締めたい。
「反対派に言いたい。反論は大いに結構。私はあなた方を説得できるよう努力する。しかし国民の規範である憲法に背く行為は許されない。憲法はすなわち共同体の基本だから。」
「最も大事なのは一部の人のうそに惑わされないことだ。」
(「チャベス政権 クーデターの裏側」より)
関連リンク:
1. 「チャベス政権 クーデターの裏側」(木村奈保子)
2. ドキュメンタリー「7年目のチャベス革命」より(にほん民族解放戦線^o^)
3. 欧米メディアはなぜチャベスを嫌うのか?(西谷修一)
4. チャベス大統領死去(赤旗 2013年3月7日)
Edit - Delete
コメントはありません、