radioactive

原発は危なすぎる

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VII. 豊かな日本の自然エネルギー

自然エネルギーは原子力の対抗馬なのか

石炭・石油・天然ガスなどの化石エネルギー

水力・風力・太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギー

(原子力はそもそも予選落ち)

太陽光発電は夢のエネルギーか

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原子力を自然エネルギーで代替することがどれほどたいへんかを示すお馴染みの図。 2006年8月の「原子力立国計画」(総合資源エネルギー調査会電気事業分科会原子力部会報告書)で使われ、 中学生用副読本「チャレンジ原子力ワールド」でも引用されたもの。

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ところで同じ「チャレンジ原子力ワールド」にある「電源別の二酸化炭素排出量」を見ると、太陽光や風力は決して優れたものではない。 じっさい現在の太陽電池の効率は10%前後。残り9割は熱となる。 発電能力あたりの設備コストも高い。

けっきょくのところ、必ずしも優れていない太陽光や風力が原子力の当て馬にされたのは、「雨の日や風の無い日のために、原発は必要」という説明がやりやすいからにすぎない。

豊かな自然と資源に恵まれた日本

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家中川小水力市民発電所「元気くん1号」 (都留市)

日本を資源の無い国だというのは、そう思わされてきたという面がある。日本では石油が採れないということだけで、じっさいは資源と自然に恵まれた国なのだ。日本では雨が降る。これは当然だと思われるかもしれないが、地球上のどこでも雨が降るわけではない。山があり、雨が降る。この日本では水力や地熱が豊富にある。

また、日本の山は緑だ。これも当たり前のことではない。明治から戦後すぐの時代にかけて日本の先達たちは木を植え続けてきた、その結果によるものだ。それを放っておいて輸入木材を使うから、山は荒れ放題で、山はその怒りを花粉にしているのだが、日本人はその喚起に気が付かない。間伐材を石炭に混ぜて火力発電所で燃やすということはじっさいにやられている。これを進めると山は元気になり、CO2も減り、花粉症対策にもなるのだが、一部では輸入木材を使っていることもあるという。

食料問題も含めた問題だが、豊かな自然と資源に恵まれたこの国で、我々はどう生きるべきかを考える時


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