Canyonの遠足で乗物の音がリアルだと評価をいただきました。
愛用しているサウンドの入手先を紹介します。
https://freesound.org/
ユーザー登録が必要ですが、無料でダウンロードでき、使用形態は自由です。
SLやOpenSimにアップロードするのには音声編集ソフトで音楽CD互換のフォーマットに変換しなければいけないことがあります。
Posted on 27 Jun 2018, 19:37 - カテゴリ: opensim
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JOGツアーの案内に音声でのガイドを考えました。
テキストの音声による読み上げソフトにはいろいろありますが、日本語がうまく読み上げのできる Open JTalkを紹介したいと思います。
このソフトのデモはネット上にあり、ソフトのインストールなしに利用できます。
ダウンロードできる音声は、そのままSLや Opensimにアップすることはできません。音声編集ソフトで音量調整と音楽CD用のフォーマットに変換が必要です。
これを利用して作ったJOGツアーのガイド音声をこちらに置いておきました。
(初稿:25 Jun 2018, 22:20)
[追記] 英語用には Sound of Text などがあります。
Posted on 15 May 2019, 21:13 - カテゴリ: opensim
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カゴヤVPSでSIMを立てる
VPSでSIMを立てる 2
以上で準備が揃ったので、いよいよOpensimをインストールします。今回はJOGへグリッド接続していたSIMを、自宅PCで運用していたものからVPSに移行するというものです。
9.Opensimのインストール
9.1 現行のアーカイブを保存
自宅PCのopensimを立ち上げ、これを正常終了する。
そっくりアーカイブにする。運用していた opensimはディレクトリ opensim-0.9.1-jog 以下にあります。一つ上のディレクトリに入って
tar czf opensim-0.9.1-jog.tar.gz opensim-0.9.1-jog
9.2 VPSへアップロード
ホスト名は kagoya、ユーザー名とパスワードをFTPクライエント(私は使い慣れている gFTPを使いました)に設定し、VPSに繋ぎます。
接続先は /home/ユーザー名 になるはずです。直下に opensimというディレクトリを作ります。その中に、上で作成したアーカイブ opensim-0.9.1-jog.tar.gz を転送します。
9.3 アーカイブの展開
VPSにユーザー名でSSHログインし、アーカイブを展開します。自宅PCの仮想端末から
ssh ユーザー名@kagoya
ユーザーのパスワードを入力します。
cd opensim
tar xzf opensim-0.9.1-jog.tar.gz
9.4 opensim設定の変更
j自宅PCとVPSでネット環境が異なるので、少し変更が必要です。
bin/Regions/Regions.ini の ExternalHostName は自宅PCではPCのグローバルIPか ホスト.ドメイン名としていたでしょう。カゴヤVPSの Open VZ ではグローバルIPがそのままVPSのIPとなっているので
ExternalHostName = SYSTEMIP
として構いません。
他の項目は変更の必要は無いでしょう。
私の自宅PCでは tcpポート 9003を使っていたので、これを 9000に変更するため Regions.ini の InternalPort、また opensim.ini の http_listen_port を変更する必要がありました。普通は必要ないでしょう。
9.5 起動スクリプト
起動オプションなどを設定するスクリプトを用意します。次の内容を jogridの名前で作ります。
#!/bin/sh
# see my location
MYNAME=$(basename $0)
TMPFILE=/tmp/$MYNAME.txt
APP=$(readlink -e $0)
[ "$APP" ] || APP=$0
APPDIR=$(dirname "$APP")
[ "$APPDIR" = "." ] && APPDIR=$(pwd)
GUEST_PREFIX=$APPDIR/opensim-0.9.1-jog
GUEST_BINDIR=$GUEST_PREFIX/bin
# clear old stuff
rm -f "$GUEST_BINDIR"/OpenSim.log*
#rm -fr "$GUEST_BINDIR"/assetcache && echo "Assetcache cleared."
#launch opensim
export PATH="$PATH:$GUEST_BINDIR"
export HOME="$APPDIR"
#export MONO_THREADS_PER_CPU=125
ulimit -s 524288
cd "$GUEST_BINDIR"
mono OpenSim.exe
これを /home/ユーザー名/opensim 内に置きます。VPS上で
cd opensim
vi jogrid
と、viエディタを使って作ってもよいし、あるいは自宅PC上で作成したものを FTPでVPSへアップすることでもよいでしょう。実行属性を付けておきます。
chmod +x jogrid
9.6 バックグラウンド起動
VPS上で
screen -S opensim
で opensimという名前の仮想端末が立ち上がります。
opensim/jogrid
opensimが立ち上がります。正常を確認したら仮想端末を切り離します。
[Ctrl]を押しながら[A]キーを押し、続けて[D]をおすと切りはなさて、もとのターミナルに戻ります.そこで
top
で 現在走っているプロセスが確認できます。ユーザー名で monoが走っているのが確認できたら、SSHをログアウトしても構いません。
ふたたびVPSの仮想端末にアクセスするには、SSHログインし
screen -r opensim
切り離しは[Ctrl]+[A]、続けて[D]です。
(初稿:20 Jun 2018, 20:04)
Posted on 25 Jun 2018, 12:19 - カテゴリ: VPS
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カゴヤVPSでSIMを立てる の続き。
しばらくVPS上で rootになって作業します。
非特権ユーザーでSSHログインし、su - でrootになります。自宅PCの仮想端末から
ssh ユーザー名@kagoya
ユーザーのパスワードを入力します。
su -
rootのパスワードを入力します。
6.ソフトのインストール
mono, screen, vsftpd をインストールします。
apt-get update
apt-get -y install mono-complete
apt-get -y install screen
apt-get -y install vsftpd
7.vsftpdの設定
vi /etc/vsftpd.conf
viエディターの使い方は もとちゃさんの記事 などを参考にしてください。私は x, i, a しか知りません。
(2024-05-03 追記修正)Ubuntu 22.0.4 での vsftpd.conf最小限の設定を印ます。
listen=YES
listen_ipv6=NO
anonimous_enabe=NO
local_enable=YES
write_enable=YES
pasv_enable=YES
pasv_min_port=60000
pasv_max_port=60009
viエディタを抜けるのは、[ESC][:][w][q]です。
この設定でftpでアクセスできるのは「/home/ユーザー名」以下に限られますが、不都合はないでしょう。
vsftpdに設定の変更を反映します。
systemctl restart vsftpd
8.ファイアーウォール
(2024-05-03 追記修正)Ubuntu 22.0.4 ではufwを使うのが標準のようです。
ufw enable
「SSHが切れるかもしれない」と脅されますが、構わず「y」で応えて続けます。
ufw allow ssh
ufw allow ftp
ufw allow 20/tcp
ufw allow 60000:60009/tcp
ufw allow 9000:9009/tcp
ufw allow 9000:9009/udp
opensim用ポートは9000だけでよいが、今後の拡張のため余分にとっています。
念のため
systemctl restart ufw
---以下はiptablesを使う場合。ufwを使うなら不要---
vi /etc/iptables.rules
*mangle
:PREROUTING ACCEPT [0:0]
:INPUT ACCEPT [0:0]
:FORWARD ACCEPT [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
:POSTROUTING ACCEPT [0:0]
COMMIT
*filter
:INPUT DROP [0:0]
:FORWARD DROP [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
-A INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT
-A INPUT -p icmp -j ACCEPT
-A INPUT -i lo -j ACCEPT
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp --dport 20 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp --dport 21 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp --dport 9000 -j ACCEPT
-A INPUT -p udp --dport 9000 -j ACCEPT
COMMIT
*nat
:PREROUTING ACCEPT [0:0]
:POSTROUTING ACCEPT [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
COMMIT
設定を反映するには
/sbin/iptables-restore < /etc/iptables.rules
設定を確認するには
iptables -nvL
次の作業は
VPSでSIMを立てる 3
(初稿:19 Jun 2018, 22:03)
Posted on 2 Aug 2024, 17:54 - カテゴリ: VPS
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シノバーSIM群は自宅サーバーで運用していますが、このたびVPSを借りることにしました。その手順をメモしておきます。
こんどのJOGツアーは Canyonにやって来ます。自宅サーバーで専用に当てられるPCが無いことと、ネット環境も心配なのがVPSを借りる理由です。カゴヤVPSの料金は日割りなので、こういったイベント用に適しています。
カゴヤVPSでSIMを立てることは、もとちゃさんが丁寧な記事を残してくれています。
KAGOYAクラウドVPS
KAGOYAクラウドVPSその2
(2024-05-02 追記修正)カゴヤでは Open VZに代わって KVMというサービスを主力にしています。最小プランはCPU1コア、メモリ1GB、SSD25GB。小さなSIMならこれで充分です。プランの変更はインストールのやり直しも無く移行できます。SIMが賑やかになって不足を感じるようになったらスペックをあげることもできます。
手順項目の前半は以下のとおりです。
1.カゴヤVPSの申し込み
2.ログイン用認証キー作成
ここまでは費用は発生しません。もとちゃさんの記事にしたがって進めてください。ユーザーIDとパスワードを知らせるメールと、作成した認証キーは大切に保管しておいてください。
3.インスタンス作成
インスタンスの作成が、じっさいにVPSを借りることになります。インスタンスを削除することが返却にあたり、費用はインスタンス作成から削除までを日割で計算されます。
コントロールパネルから「インスタンス作成」をクリックすると、KVMと OpenVZが選べるのでタブで KVMを選んでください。もとちゃさんは UbuntuのLAMPパックを選んでいますが、私は Ubuntu 14.04 32bit の最小構成としました。(2024-05-02 Ubuntu 22.04 としました)また、ログイン認証キーにあらかじめ作成したものを選びます。
4.SSHログイン
4.1 hostsファイルの編集
SSHやFTPでアクセスする IPアドレスは、カゴヤVPSのコントロールパネルのインスタンス一覧で確認できます。たとえば 123.45.67.89 など4組の数字の並びです。これをこのまま使ってもいいのですが、めんどうくさいので、自宅PCの hostsファイルに登録しておきます。Linuxでは /etc/hosts をテキストエディタで開くと、次のような記述があるでしょう。
127.0.0.1 localhost
これに次のような1行を書き加えます。
123.45.67.89 kagoya
これで数字の羅列の代わりに kagoya というホスト名が使えます。
Windowsの場合、 hostsファイルは C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts あたりにあります。(参考ページ)
4.2 認証キーの準備
保存してあったログイン認証キーを、私の場合 kagoya.key という名前で保存してあります。このファイルをカレントディレクトリにコピーしておきます。カレントディレクトリは普通 /home/ユーザー名。Puppy Linuxでは /rootになります。コピーしたキーファイルのパーミッションを 400にしておきます。
chmod 400 kagoya.key
4.3 ログインする
カゴヤVPSのコントロールパネルからインスタンスを起動します。
自宅PC上で仮想端末を立ち上げ、次のコマンドを打ちます。
ssh -i kagoya.key root@kagoya
ログインして良いかどうかを聞かれ、Yesを返すと、パスワードを聞かれることなく VPSに繋がるはずです。
WindowsやMacの場合は、もとちゃさんのブログかカゴヤのマニュアルを参照してください。
おまけ:IPアドレスが変更されたら
作成したインスタンスを削除し、インスタント作成からやり直しすると IPアドレスが変わります。 hostsファイルを使う場合は、これを書き直さなくてはなりません。またホスト名でSSHログインしようとすると、「何かおかしい」と文句を言われます。この場合は古い記録を次のコマンドで消し、やり直します。(参考ページ)
ssh-keygen -R kagoya
5.ユーザーの作成
当初 rootにはパスワードが無いので、これを設定します。
passwd root
自分で決めたパスワードを2回入力します。
rootの他に非特権ユーザーを作成します。
adduser ユーザー名
rootのものとは別に(同じでもいいけど)ユーザーのパスワードを決め、入力します。
パスワード以外にいろいろ聞かれますが、空白のままでいいでしょう。
いったん exit でSSH接続を切ります。
今後はこのユーザー名でログインすることとします。
ssh ユーザー名@kagoya
ユーザーのパスワードを入力します。
必要なときに suコマンドで rootになって作業します。
su -
rootのパスワードを入力します。
exit でもとのユーザー名に戻ります。2回目の exit でSSH接続を切れます。
このあと、必要なソフトのインストール、ファイアーウィールの設定をします。……
VPSでSIMを立てる 2
VPSでSIMを立てる 3
(初稿:18 Jun 2018, 13:27)
Posted on 2 May 2024, 17:05 - カテゴリ: VPS
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