opensim公式バイナリをJOGで
JOG公式配布 opensim-0.9.0.1-jog_r02 が2018年9月リリースされました。また、opensim公式 0.9.1.1 releasをベースにした opensim-0.9.1.1forJOG.tar.gz も併せて Shinobar World Downloadのページで公開しています。自宅あるいはVPSからJOGに接続するためにJOGが配布しているバイナリは、(執筆時には) OpenSim-0.9.0Dev です。
最近のバージョンの mono でこの OpenSim-0.9.0Dev バイナリが動かないということで、opensim本家が公式配布の opensim-0.9.0.1 Release を使ってJOGに接続するためのスクリプトを以下に掲げます。OSはLinux限定です。(FreeBSDでも動くかも?)
このスクリプトは過去にJOGのフォーラムで公開したものですが、シェルのバージョンにより動作しないことがあったものを修正しました。
旧のOpenSimがあるフォルダを例えば /opt/opensim/OpenSim0.9.0Dev-jog とします。
opensim本家配布の opensim-*.tar.gz を /opt/opesim 内に置き、ここで展開します。
展開されたものを例えば/opt/opensim/opensim-0.9.0.1-jog と名前を変更します。
(OSG配布のzipの場合はフォルダ /opt/opensim・opensim-0.9.1-06-jog などを作り、そこで opensim*.zipを展開します。)
次のスクリプトをを実行します。SRCとDESTは環境に合わせてください。
(2018-09-20 修正)
#!/bin/sh
SRC=/opt/opensim/OpenSim-0.9.0Dev-jog
DEST=/opt/opensim/opensim-0.9.0.1-jog
COMMON="Y"
JOG="Y" ;# "Y" or ""
if [ ! -d $SRC/bin ]; then
echo "'$SRC/bin' not found."
exit 1
fi
if [ ! -d $DEST/bin ]; then
echo "'$DEST/bin' not found."
exit 1
fi
# common stuf
if [ -n "$COMMON" ]; then
cp -vf $SRC/bin/*.db $SRC/bin/OpenSim.ini $DEST/bin
#cp -vf $SRC/bin/OpenSim.exe.config $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/Regions/*.ini $DEST/bin/Regions
cp -vf $SRC/bin/config-include/*Common.ini $DEST/bin/config-include
else echo "Copying common stuff skipped."
fi
# JOG stuff
if [ -n "$JOG" ]; then
cp -vf $SRC/bin/AForge.Math.dll $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/Messaging.NSLMuteList.dll $DEST/bin
#cp -vf $SRC/bin/OpenSim.Modules.Currency.dll $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/OpenSimProfile.Modules.dll $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/OpenSimSearch.Modules.dll $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/SimpleFluidSolverWind.dll $DEST/bin
cp -vf $SRC/bin/config-include/FlotsamCache.ini $DEST/bin/config-include
cp -vf $SRC/bin/config-include/GridCommon.ini $DEST/bin/config-include
cp -vf $SRC/bin/config-include/GridHypergrid.ini $DEST/bin/config-include
else echo "Copying JOG stuff skipped."
fi
#chown opensim.opensim -R $DEST
echo "Files copied."
上記をカットアンドペーストすると1行おきに空白は入りますが、動作に影響はありません。実行属性を付けてお使いください。
いちおうスクリプトを圧縮した updatesim.zip も用意しました。ダウンロードしてどこか適当な場所で展開してください。SRC=..., DEST=... のところを書き換えたのち、仮想端末上で次のコマンドを打ってください。
sh updatesim
0.9.0Devに同梱の OpenSim.Modules.Currency.dll は 0.9.0.1などで使うとエラーとなります。無くても大きな不都合はないのでコメントアウトしています。
これで立ち上げたSIMでアバターのプローフィールは表示されますが、編集書き込みはできません。
なお、bin/config-include/GridHypergrid.ini は一部変更したほうがいいかもしれません。JOGフォーラムの記事をご覧ください。
また osslをめぐる設定について 本ブログの記事を参考にしてください。
(初稿:17 Sep 2018, 9:43)
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