使えるのか?日本のスパイ衛星
さきの東日本大震災に際し吉井議員は政府に対し情報収集衛星による画像公開を繰り返し求めた。情報収集衛星の目的には「大規模災害などへの対応」が第一に挙げられている。政府が画像公開を頑なに拒んだ理由は「安全保障上の理由」だった(国会論戦動画)。「情報収集衛星の性能と運用状況が明らかになると」安全保障上まずいという政府答弁。本当のところ「公開すると、その能力のお粗末がバレて恥ずかしい」のではないかと私は想像した。どうやらそのとおりらしい。
米国と比べ日本の情報衛星は「人間の視力で言えば2・0と0・3ぐらいの能力差がある」との内閣官房幹部のコメントを読売新聞が2013年1月28日付で報じた(NewSphare)。
軍事評論家の神浦元彰氏はこうツイートした。
「情報衛星は他国に発注できない事情で国内発注。ライバルがいないので単独受注。価格はあってない売り手市場。軍事秘密に守られて欠陥は無関係。性能の悪さは画像解析者が低級と責任転嫁。こんな利権の巣窟に切り込むマスコミなし。強欲な政治家や官僚は甘い蜜で骨抜きに。ああ、こんな日本に誰がした。」
仮りに隣国との間に軍事的緊張があったにせよ、それを軍拡競争へ持っていこうとする論調には、眉に唾して掛からなければいけない。
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