USB上のパピー

Puppy LinuxをHDDにインストールするには LICK を使うのが王道だがHDDにインストールするのを嫌うならば、USBやCDで起動してパピーを使うこともできる。

Windows上からパピーをUSBメモリにインストールする方法はUnetbootinを用いるものがネット上では多い。しかしここでは Rufus を使う方法を推奨しておく。RufusはUSBメモリのフォーマットもやってくれるので間違いも少ないだろう。

USBから起動するには BIOSの設定が必要になる。機種によるが、私の Dynabookでは電源ON時に[F12]キーを連打すると起動メディアを選択することができる。

UBIOSでSBを優先にしたはずなのにUSB起動に失敗することがある。私の経験ではUSBを差しての再起動ではなく、いったん電源を切ってからの電源ONのほうが成功確率は高かった。またUSBメモリの銘柄にも依存するようだ。別記事のUSBから起動しないも参照ください。

参考リンク
RufusでLinuxのインストールメディアを作る

(初稿:3 Jul 2021, 0:22)

Posted on 14 Aug 2021, 14:30 - カテゴリ: USB
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パピーのCD起動

Puppy Linuxは他のLinuxと同様に.isoファイルの形で配布されている。これをCDあるいはDVDに焼いてPCを起動し、HDDにインストールするのは通常のLinuxの手順だが、パピーをHDDにインストールするには LICK を使うのが王道。

HDDにインストールするのを嫌うならば、USBやCDで起動してパピーを使うこともできる。家族や職場での共用PCなどが典型的ケース。

UbuntuでもDVDから起動し、お試しで動かすことができる。Puppy Linuxもその点では同じだが、パピーの場合はCD起動で常用することもできる。他の人にとってのPCはいつもどおりだが、Puppy LinuxのCDを持っている人がそれでPCを起動し常用することができる。

1.パピーの入手

本家 Puppy Linuxのホームページに最近のパピー(英語版)が一覧になっているが、日本語化の作業が要るので面倒。日本語版は パピーリナックス日本語フォーラムPuppletsの話題で見つけることができる。UEFIに対応するものは XenialPup 7.5以降で、ここでは「BionicPup64 8.0 日本語化版 シンプル」をお薦め。

2. CDに焼く
Puppy Linuxの.isoファイルはたかがか 500MB以下だから、CD=Rに充分収まる。最近のPCならたいていDVDで起動できるので、 DVD-Rび嫌射手に良い。DVDのほうが多少読み込みが速い。
Windows10の場合、CD/DVDに焼くのに特別のアプリは必要なく、.isoファイルを右クリックし「ディスクイメージを焼く」を選べば良い。

3.BIOSの設定
Puppy LinuxのCDは Secure bootに対応していないので、多くのPCでBIOSの設定変更が必要。
BIOS起動の方法はPCによって異なるので、その方法はネットで検索してください。 こちらのページによれば、多くは [F2]か [Del]キーのようですが、たまに異なるものも。
BIOSが起動したら、「Secure Boot」 の項目を見つけて、これを無効にします。
また、Bootの順序でCD(最近の表記はOD)が内蔵HDDよりも上位にしなければなりません。

Posted on 28 Jun 2021, 21:01 - カテゴリ: CD起動
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パピーをWindows上に

普通のLinuxだとDVDあるいはUSBから起動し、HDD上にインストールするという手順になる。しかし Puppy Linuxをこの手順でWindows10などUEFI起動システムのPCにはインストールできない。パピーのユニバーサルインストーラーがUEFIに対応していないからだ。

Puppy Linuxでは LICKというWindows上で動くインストーラーがあって、ここにPuppy Linuxの.isoファイルをドロップすることでインストールすることができる。その手順は別記事に詳しく述べている。

この方法では「Windowsの隣に」ではなく「Windows上に」パピーをインストールする。他のLinuxでは Windowsが利用するパーティション(Windowsでは「ドライブ」と呼んでいる)とは別に、たとえばWindowsパーティションを縮小して空いたスペースに新しくLinux用パーティションを作るのだが、Puppy LinuxではWindowsのパーティションを変更せず、そこ(たとえばドライブ C:)上に、あたかも一つのアプリのようにインストールする。

不要であれば普通のアプリと同様の手順でアンインストールすれば元通りになるので、お試しでインストールしても構わない。

(初稿:17 Jun 2021, 21:13)

Posted on 26 Jun 2021, 23:57 - カテゴリ: LICK
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Windows10時代のパピー

走れパピー(旧ページ)の記事もだいぶ旧くなってきました。

パピーリナックス(Puppy Linux)はパーソナルユースを想定した、小型軽量のリナックスです。Windows Xpがサポート終了となる時期に、その代替OSに最適として、Puppy Linux 571JP(日本語版)がリリースされたのは 2014年1月のことでした。

これと相前後して Windows8プレインストール機あたりからPCの起動システムがUEFIに変更されます。2014年のPuppy Linux 571JPやそれに基づいたネット上の記事は旧来のBIOSを前提しており、新しいUEFIには対応しません。

本家 Puppy Linuxのホームページに最近のパピー(英語版)が一覧になっていますが、UEFIに対応するのは Slacko Puppy 6.3.2 以降のものになります。日本語版は パピーリナックス日本語フォーラムPuppletsの話題で見つけることができますが、UEFIに対応するものは XenialPup 7.5以降です。

それぞれに32bit版と64bit版がありますが、Windows10が動いているPCならば64bit版が良いでしょう。本記事執筆時点での最新版は FossaPup64ですが、私が現在常用しているのは thinkpadnerd さんによる「BionicPup64 8.0 日本語化版 シンプル」で、これをお薦めしておきます。


Windows10の時代の起動システム UEFIに対応する情報をこれからこのブログに書いていこうと思います。

(初稿:14 Jun 2021, 21:19)

Posted on 28 Jun 2021, 20:42 - カテゴリ: ブログ
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