Opensimでの使用ポート
opensimサーバーで使用するポートは標準で 9000番の TCPと 9000番台のUDPです。自分のPC上に作った島を公開するには、これらのポートを開ける、すなわちルーターでこれらのポートをそのPCに向ける(ポートフォワード)必要があります。複数の opensimサーバーを動かす場合、それらのポート番号が重ならないようにしなければなりません。それらの理由で使用ポートを変更する設定について記します。
OpenSim.ini(TCPポート)
Case 1 スタンドアロン
TCPポートに関係する設定は bin/OpenSim.ini ファイルに [Const]セクションと [Network]セクションの2箇所あります。スタンドアロン+ハイパーグリッドで標準は 9000番です。→標準の設定はこちら
9000に代わって 9005を使いたいときは
[Const]
BaseHostname = "shinobar.server-on.net"
BaseURL = http://${Const|BaseHostname}
PublicPort = 9005
[Network]
http_listener_port = 9005
Case 2 グリッド接続
スタンドアロンではなく JOGなど既成のグリッドに自分の島を設置するグリッド接続の場合 [Const]の設定は親グリッドのものに合わせておきます。自分のほうだけの変更は [Network]セクションのhttp_listener_port を書き換えます。たとえば JOGに接続する SIMで標準の 9000ではなく 9005を使いたいときは
[Const]
BaseURL = http://jogrid.net
PublicPort = "8002"
PrivatePort = "8003"
Network]
http_listener_port = 9005
ここで 8002、8003が登場しますが、こちらからアクセスするだけなので、ポートフォワードは必要ありません。 ルーターの設定が必要なのは 9005だけです。
JOGのような大規模グリッドを自前で運用する目的で ROBUSTサーバーも自前で動かす場合に限って(標準で) 8002、8003も開けることになります。
Regions.ini(UDPポート)
スタンドアロン/グリッド接続共通
bin/Regiond/Regions.ini ファイルには島ごとに InternalPort を設定します。それぞれのポート番号のUDPも開けておきます。
(初稿:6 May 2018, 0:41)
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