過去記事 Windowsインストーラーで紹介したものは 最近の Windows10など UEFIでインストールされているものには利用できませんでした。
ここで紹介する LICKはUEFIにも対応し、Windows上に Puppy Linuxを簡単にインストールできます。 また、いつでも削除したくなったら「アプリケーションの追加と削除」の通常の方法で削除できます。 インストールの手順は以下のとおりです。
最近の Windowsは Secure Bootが有効になっています。 LICKは Secure Bootにも対応していますが、少しややこしくなるので、Secure Bootは無効にしておくのが無難です。 BIOS起動の方法はPCによって異なるので、その方法はネットで検索してください。 こちらのページによれば、多くは [F2]か [Del]キーのようですが、たまに異なるものも。 東芝 Dynabookの場合は、電源ONすぐに[F2]キーを連打することで BIOSが起動します。
BIOSが起動したら、「Secure Boot」 の項目を見つけて、これを無効にします。
「高速起動」では失敗するので、これを無効にしておきます。
これからシステムを変更することになるので、いろいろうるさいウイルスチェックなどのアプリをすべて停止しておきます。
パピーリナックス日本語フォーラムの Pupplets の話題から、最近の .isoファイルをダウンロードします。
Github の LICKプロジェクトのページから「Download」に記載されている LICK最新版( から LICK-*-win32.exe をダウンロード。.zipはマニュアル文書を含んだアーカイブです。
Microsoft Edgeなどでは LICKを危険なアプリケーションと認識して拒もうとします。これをかいくぐらなくてはなりません。 Google ChromeなどEdge以外のブラウザでダウンロードするほうが良いかもしれません。 もっとも、Google Chromeをインストールしようとしたときにも Microsoftは抵抗を示すのですが。
Microsoft Edgeで LICKをダウンロードする場合は、こちらの記事をお読みください。
ダウンロードした LICK-*-win32.exeは、エクスプローラーで「ダウンロード」のフォルダにあるはず。
Lこれを起動しようとすると、またもや Windowsはいろいろ抵抗します。
実行ボタンが無い!
もう慣れたでしょう。「詳細情報」をクリックすると、次のダイアログで「実行」ボタンが現れます。
最後の確認です。「はい」をクリック。
まずはLICKのインストール。これが済むと、LICKが起動します。 あるいは「スタート」から LICKを見つけて起動します。
そのGUI画面に、さきにダウンロードしておいた Puppy Linuxの .isoファイルをドロップし、「Install」ボタンをクリックするだけです。
ここまでの道のりは長かったけれど、パピーのインストール自体は1分もかからずに終わります。
PCを再起動すると、Windowsと PuppyLinuxのどちらを起動させるか選択画面が現れます。