25 Mar 2009 (初出)
走れパピー 目次
パピー・リナックスのAirStationへの接続
ThinkPad X21 に Puppy Linuxをインストールし、AirStationに無線LAN接続しました。
Buffalo AirStation 親機は WER-AM54G54、子機は WLI-CB-AG54L です。
AirStationのAOSS機能はLinuxでは使えませんので、メーカーの使い方ガイドのうち
(手動)とあるところを参考に、親機の設定と子機の設定を行います。
このAirStationは802.11aと11.gの両規格に対応しているはずですが、
Puppy Linuxでは 802.11g の暗号化設定を TKIP で接続できました。
AirStation親機の設定
親機は WER-AM54G54です。
すでにWindowsで、あるいは他のパソコンでAOSSで接続できている場合を例とします。WAN側はすでに接続できているものとします。
メーカーの使い方ガイドのうち2台目 無線内蔵パソコンをお使いの場合(手動)
を参考にします。
820.11gの暗号化方式を TKIP に設定することと、その暗号化キーとSSIDをコピーすることが、ここでの作業です。
そのためにはAirStationの設定画面にアクセスしなければなりません。
ここにPuppy Linuxから有線でAirStationに接続して設定画面にアクセスする方法を示しますが、
すでに接続しているパソコンがあるのなら、そちらからアクセスするのが確実かもしれません。
- ThinkPadとAirStationとをLANケーブルでつなぎます。
AirStation側はWAN側をそのままに、LAN側のポートにつなぎます。
- Puppy Linuxの有線LANを設定します。
- ThinkPadで Puppy Linuxを立ち上げ、デスクトップ上の「接続」アイコンをクリックします。
- 「ネットワークあるいは無線LANでインターネット」を選びます。
- インターフェースには eth0 を選びます。
- 「eth0をテスト」し、OKならば「自動DHCP」をクリックします。
- うまくいけば設定は保存せず、「設定済み」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- AirStationの設定画面にアクセスします。
- デスクトップ上の「ブラウザ」アイコンをクリックし、
seamonkeyを立ち上げます。
- アドレス入力欄にAirStation設定画面のURLを入力します。
初期のままだと「http://192.168.11.1/」です。
- ユーザ名に「root」を入力し、パスワードは空白のまま「OK」ボタンをクリックします。
- AirStation設定画面から11gの暗号化をTKIP設定します。
- AOSSが動いている場合
- 「AOSS設定情報」をクリックします。
- 右フレームの上のほうにある「AOSS動作設定」>「暗号化レベル」>802.11gのところで
TKIP を選択します。
- 「設定」ボタンをクリックします。
- AOSSが動いていない場合
- 「機能設定」の中から「 無線LANの暗号化を設定する(WEP/TKIP/AES)」を選択します。
- 「11gの暗号化を設定する」を選択します。
- 「暗号化方式」を「TKIP」に設定します。
- 「WPA-PSK(事前共有キー)」として8-63文字の半角英数字または記号か、64桁の16進数のキーワードを入力し、「設定」ボタンを押します。
- TKIP設定の確認が出ますので、もういちど「設定」ボタンをクリックします。
AirStationが再スタートするため、30秒ほど時間があって、「設定完了」ボタンが出るので、これをクリックします。
- TKIPのキーをコピーする。
AirStationの設定画面のトップから、AOSSが動いている場合は「APSS設定情報」に 、
詳細設定>無線設定>セキュリティ情報にある 現在のセキュリティ情報 802.11g の TKIP のSSIDと暗号化キーを調べ、
それをコピーしておきます。
Puppy Linuxの場合、デスクトップに「エディタ」のアイコンがあるのでこれをクリックします。
Seamokeyのほうの画面で該当部分をマウスでドラッグして文字を反転させ、
エディタの画面でマウスの中ボタンをクリックするとコピーできます。
これを好きな名前で好きな場所に保存します。
AirStation設定画面のURLにアクセスし、
ユーザ名に「root」を入力し、パスワードは空白のまま「OK」ボタンをクリックするというのだが、
何度やっても認証パスワードを要求されるばかりというときがあるが...。よく分かりません。
子機側の設定
子機 WLI-CB-AG54L を ThinkPadに差し込んで Puppy Linuxの接続ツールで無線LAN接続をします。
- Puppy Linuxを立ち上げ、デスクトップ上の「接続」アイコンをクリックします。
- 「ネットワークあるいは無線LANでインターネット」を選びます。
- インターフェースには「 ath0 」を選びます。
- 「ワイヤレス」をクリックし、開いたウィンドウで「スキャン」をクリックします。
AirStationのSSIDを見付けたら、これを選択し「OK」をクリックします。
スキャン一発で見付からないこともあるので、何度か再トライします。
- プロファイルの編集で 「WPA/TKIP」 をクリックし、
出てきた Shared Keyの項目に親機からコピーしておいたTKIPの暗号化キーをペーストします。
プロファイル名は好きなように付けます。
- 編集したプロファイルをいったん保存し、「このファイルを使う」をクリックします。
失敗してもめげずに、保存したプロファイルを読み込み、再トライします。
- '生きているネットワークを見付けられました'ということになれば「自動DHCP」をクリックします。
- 設定を保存し、「設定済み」をクリックしてウィンドウを閉じます。